クルーズ料金の仕組み

わかりづらいクルーズ料金について解説します!

クルーズ旅行って聞くと皆さんはどんなイメージをお持ちですか?

高いんでしょ?

まず最初に言われるのがこのフレーズです!

まだまだクルーズ旅行は高いというイメージを持っている方が多いですね。ここでは実際にクルーズ旅行の仕組みについて説明していきます。

クルーズ船のカテゴリー

まずクルーズ船といっても大きく分けて3つのカテゴリーがあります。

  • カジュアル船 

カジュアル船クルーズはクルーズ旅行の利用人口のうち、およそ85%が利用する主流のクルーズランクであり、お値段も最安値で一泊10,000円代から利用することができ、ドレスコードなどに関しても緩めであるため、初めてクルーズ旅行を利用する方にも安心できる船といえます。

代表的なクルーズラインはロイヤル・カリビアン、コスタクルーズ、カーニバルクルーズ、ディズニークルーズ、MSCクルーズ、スタークルーズなどです。

カジュアル船クルーズでは、運航コストを削減するために10万トン以上の大型客船に2,000名以上の乗客を乗せて運航するスタイルが主流になっているため、クルーズ船自体も大型になる傾向があります。カジュアル船クルーズで最も大きな船はロイヤル・カリビアンの「オアシス・オブ・ザ・シーズ」で、22万総トン、5,400名の乗客が乗ることができます。

昨今、外国籍クルーズ船の日本発着カジュアル船クルーズの就航も増えてきており気軽に利用できます。

  • プレミアム船

もうちょっと贅沢な雰囲気で豪華客船の船旅気分を味わいたい方におすすめなのが、プレミアム船クルーズです。クルーズ人口のおよそ10%程度が利用しているクラスです。

過去には、プレミアムクラスクルーズのクルーズ船は7万トン前後の中型客船が主流でしたが、最近ではカジュアルクラスクルーズと同じく、10万トン超えの大型客船が導入されてきており、クルーズ船の巨大化が進んでいます。

料金的には一泊20,000円〜30,000円代といった価格帯となっており、クルーズ船内の雰囲気も華やかなものでありつつも、気後れするような威圧感はなく、落ち着いて利用することのできるスマートな贅沢さが売りです。

代表的なクルーズラインとしてはプリンセスクルーズ、ホーランドアメリカライン、セレブリティクルーズ、ドリームクルーズなどがあります。

ダイヤモンドプリンセス
  • ラグジュアリー船

まさに、豪華客船。そんな贅沢を尽くしたクルーズ旅行を楽しみたい方におすすめなのがラグジュアリー船クルーズです。クルーズ人口のおよそ5%程度が利用しているクラスです。

代表的なクルーズラインはキュナードラインや、クリスタルクルーズ、シルバーシークルーズ、シーボーンクルーズなどがあります。

ラグジュアリークラスクルーズでは船体の巨大さよりもサービスの質の高さにこだわっており、クルーズ船のサイズ的には1万トン程度の小型船から5万トン前後の中型船が主流になっています。

以上3つのカテゴリーでまずはクルーズ旅行に求める気軽さや、贅沢さのランクに合わせて「カジュアル」「プレミアム」「ラグジュアリー」という3種類のクラスの中からニーズによって使い分けることができることをお分かりいただけたと思います。

クルーズ代金に含まれるもの含まれないもの

つぎにクルーズ料金に含まれるものと含まれないものですが、ここがちょっとわかりづらいところですね。

  • クルーズ料金に含まれるもの

・乗船地から下船地までの移動費用
・宿泊代(客室代)
・食事(1日3食以上)
・船内エンターティメント費用
・船内カルチャープログラム参加費用
・船内イベント参加&観賞
・船内ジム&プール等の施設利用料
・パーティ参加費用

上記のものが全て含まれた価格がいわゆるクルーズ代金です。

で、わかりづらいのがこれ以外に必ず必要とされる料金です。

  • クルーズ代金に含まれないが必要な料金

・チップ代  クルーズの場合1泊◯円・◯ドルといったようにあらかじめ決められた金額が請求されます。こちらとしてもいくらチップを渡すかなんてことに頭を悩ます必要もないので気が楽です。チップ代は乗船前に旅行代金と一緒にあらかじめ支払う場合や下船時に船内で一括請求される場合もあり、支払い方法は船会社によって違ってきます。

・港湾税 ポートチャージと呼ばれることもあります。これはわかりやすく言えば飛行機を利用する時に支払う「空港使用料」みたいなもので、港・港湾関係に支払われるものです。

  • クルーズ料金に含まれない、利用によってかかる料金

・アルコール代などの飲み物
・ランドリー
・マッサージ・エステ・美容室等個人的な支出
・寄港地でのオプショナルツアー
・カジノ
・インターネット使用料
・託児サービス

では実際にどうなの?

2021年のGW催行予定のコスタクルーズの例を見てみましょう!

コスタクルーズはカジュアル船なので家族連れや若い人たちに人気のクルーズラインです。

《東京発着》春の韓国・九州GWクルー ズ 6日間

スケジュール

日数日程
1日目4/30(金)■東京コスタ セレーナ乗船
[16:00] 出港。宿泊地:船中泊 朝食:―/昼食:―/夕食:船内
2日目5/1(土)■終日クルージング船内施設やイベントをお楽しみ下さい。船中泊 朝食:船内/昼食:船内/夕食:船内
3日目5/2(日)■佐世保[11:00] 入港 オプショナルツアーでお楽しみ下さい。 [20:00] 出港船中泊 朝食:船内/昼食:船内/夕食:船内
4日目5/3(月)■済州島(韓国)[08:00] 入港 オプショナルツアーでお楽しみ下さい。 [16:00] 出港船中泊 朝食:船内/昼食:船内/夕食:船内
5日目5/4(火)■終日クルージング船内施設やイベントをお楽しみ下さい。船中泊 朝食:船内/昼食:船内/夕食:船内
6日目5/5(水)■東京[15:00] 入港。朝食後、下船。~お疲れ様でした~朝食:船内/昼食:船内/夕食:―

一番安い内側の部屋ですと83000円から、一番高いグランドスイートバルコニーは219000円!

一番人気の海側の窓がついた客室ですと90000円からです。

では仮に海側客室の最上階の部屋92000円を夫婦2人で利用するとします。

92000円×2人で184000円、港湾税が18000円×2で36000円、国際観光旅客税が1000円×2で2000円

船内チップ77.5ドル×2で約17000円。合計すると239000円です。

今回はドリンクパッケージがサービスです。

さらに《こども無料》18歳未満のクルーズ代金が無料!大人2名様と同室利用の18歳未満お子様2名までのクルーズ代金が無料ですので家族旅行におすすめです!

5泊6日で24万円、どうですか?

寄港地での観光を船会社主催のツアーにしたり、寄港地でのお小遣い、お土産など加味すると総額30万円ほどが予算となってきます。

5泊6日、GWということもあり若干高い気もしますが意外とリーズナブルではないでしょうか?

時期をずらしたり、客室を内側船室にしたり、リピーター割引などを使うともっと安くいくことも可能です!

2021年以降のクルーズは、コロナウィルスの影響で各クルーズラインがサービスを拡充しており以前よりもかなりお得感のあるプランを打ち出してきています。

2021年以降のクルーズ旅行は個人的にとてもおすすめです(^^♪

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